Soil & "Pimp" Sessions、自らDEATH JAZZと称するアッパーなJAZZインストグループ。2016年にメンバーの1人が脱退してからちょっと方向変換をしているらしく、最新のアルバムはボーカリストを多数招いて半分くらいが歌モノ。これが結構つぶ揃いで良盤。その中でも三浦大知をフューチャーしたこの曲を。
♦︎ 金曜日の天使 / 近田春夫 & ビブラトーンズ
前回書いた面影ラッキーホールがカバーしていたこの曲は近田春夫が率いる近田春夫 & ビブラトーンズ1981年の作品。「終電がなくなって始発までクラブで過ごすしかない」的な内容で、今ならそういう曲も数多あるだろうが、この曲の良さは1980年にそういう曲を歌っていて、かつ歌詞がとても1980年代くさい(クラブではなくディスコティックだったり)ことと、「終電車だって終わっちまっただ / もう始発を待つしかないだ」というサビの「大なまり」である。この「だ」がなかったら普通に聴き流していた、このなまりのせいで漂う切なさは3倍増し。
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